
こんにちは。FXスキャル編集部の寺崎です。
FXでトレンドを判断するとき、「高値と安値を確認しましょう」と説明されても、実際のチャートではどこを基準にすればよいのか迷うことがあります。
特に、値動きの小さな高値・安値まで追いかけてしまうと、上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それともレンジ相場なのか分からなくなりがちです。
今回ご紹介する「TradingLabsID - ERL」は、チャート上のスイング高値とスイング安値を検出し、HH・HL・LH・LLなどのラベルを自動表示するMT4用インジケーターです。
過去の高値・安値には水平ラインも表示されるため、FXトレンドの方向だけでなく、価格が反応しそうな場所やリクイディティスイープを確認する際にも役立ちます。
この記事では、TradingLabsID - ERLの見方や使い方、MT4へのインストール方法、設定項目、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
TradingLabsID - ERLとは?
TradingLabsID - ERLは、相場のスイング高値・安値を自動検出し、値動きの構造をチャート上に表示するインジケーターです。
ERLは「External Range Liquidity」の略で、過去の目立つ高値や安値付近に存在すると考えられる流動性を分析するために使われます。
インジケーターをチャートへ導入すると、検出された高値と安値に短い水平ラインが引かれ、次のようなラベルが表示されます。
- HH:前回より高い高値
- HL:前回より高い安値
- LH:前回より低い高値
- LL:前回より低い安値
- Sweep:過去の高値または安値を一時的に抜いた動き
これらの表示を組み合わせることで、FXトレンドの方向や転換の可能性を視覚的に判断しやすくなります。
スイング高値・安値を自動検出するインジケーター
スイング高値とは、前後のローソク足と比較して目立って高い価格をつけた場所です。反対に、スイング安値は前後のローソク足と比較して目立って低い価格をつけた場所を指します。
TradingLabsID - ERLは、設定した本数のローソク足を左右に比較し、条件を満たした高値・安値をスイングとして検出します。
たとえば「Swing Candle」を5に設定した場合は、対象となるローソク足の前後5本と高値または安値を比較します。
チャートを目視しながら高値・安値を一つずつ探す必要がないため、相場構造を整理する補助ツールとして利用できます。
External Range Liquidity(ERL)の意味
External Range Liquidityとは、相場の一定範囲より外側に存在する流動性を意味します。
FXでは、過去の高値より少し上に売りポジションの損切り注文、過去の安値より少し下に買いポジションの損切り注文が集まりやすいと考えられています。
そのため、過去の高値・安値は単なるチャート上の頂点ではなく、価格が目指しやすい場所や、急な値動きが発生しやすい場所になることがあります。
ただし、水平ラインへ価格が近づいたからといって、必ず反発したり、そのまま突破したりするわけではありません。ERLは将来の値動きを確定させるものではなく、注目すべき価格帯を整理するための考え方です。
表示されるラインとラベルの特徴
初期設定では、スイング高値にピンク色、スイング安値に青色の水平ラインが表示されます。
水平ラインの起点付近には、HH・HL・LH・LLのいずれかが表示されます。過去の水準を一時的に抜いたと判定された場合は、その場所の表示が「Sweep」に変更されます。
水平ラインはチャートの右端まで無制限に延長される形式ではありません。「Line Length Bar」で指定したローソク足の本数だけ表示される仕様です。
ラインの色、長さ、太さ、種類、ラベルの文字サイズは、パラメーター画面から変更できます。
TradingLabsID - ERLの見方
TradingLabsID - ERLを活用するには、各ラベルが何を表しているのか理解しておくことが大切です。
HH(Higher High)とは?
HHは「Higher High」の略で、前回のスイング高値よりも高い位置に新しい高値が形成された状態です。
買いの勢いが継続し、上方向へ高値を更新していることを表します。HHが形成されたという理由だけで買うのではなく、安値も切り上がっているか確認することが重要です。
HL(Higher Low)とは?
HLは「Higher Low」の略で、前回のスイング安値よりも高い位置に形成された安値です。
価格が一時的に下落しても前回の安値まで到達せず、より高い位置から上昇を再開したことを示します。
HHとHLが交互に形成されている場合は、高値と安値がともに切り上がっているため、上昇トレンドと判断しやすくなります。
LH(Lower High)とは?
LHは「Lower High」の略で、前回のスイング高値よりも低い位置に形成された高値です。
価格が上昇しても前回高値を更新できず、より低い位置で売りに押されたことを表します。
下降トレンド中の戻り高値として確認できるほか、上昇トレンドの勢いが弱くなっている可能性を判断する材料にもなります。
LL(Lower Low)とは?
LLは「Lower Low」の略で、前回のスイング安値よりも低い位置に新しい安値が形成された状態です。
売りの勢いによって安値が更新されたことを表します。LHとLLが交互に形成されている場合は、高値と安値がともに切り下がっているため、下降トレンドと判断しやすくなります。
Sweep(リクイディティスイープ)とは?
Sweepは、価格が過去のスイング高値またはスイング安値を一時的に抜いたものの、その水準の内側へ押し戻されたような動きを示します。
TradingLabsID - ERLでは、高値側の場合、ローソク足が過去の高値を上回りながら、実体の下側がその高値より下にあるときにSweepとして扱います。
安値側では、ローソク足が過去の安値を下回りながら、実体の上側がその安値より上にある場合が判定対象です。
Sweepは、過去の高値や安値を抜けた直後に価格が反対方向へ戻る場面を探す手掛かりになります。
ただし、Sweepが表示された直後に必ずトレンド転換するわけではありません。そのまま高値や安値を更新し、トレンドが継続することもあります。
TradingLabsID - ERLでFXトレンドを見分ける方法
HHとHLが続く場合は上昇トレンド
上昇トレンドの基本的な構造は、高値と安値の切り上げです。
TradingLabsID - ERLでHHとHLが交互に表示されている場合は、買い手が優勢になっている可能性があります。
実際のトレードでは、HHが表示された場所で高値を追いかけるより、HLが形成される可能性のある押し目を待つ方法が考えられます。
上位足もHH・HLの構造になっていれば、下位足で買いのタイミングを探す際の環境認識として活用できます。
LHとLLが続く場合は下降トレンド
下降トレンドの基本的な構造は、高値と安値の切り下げです。
TradingLabsID - ERLでLHとLLが交互に表示されている場合は、売り手が優勢になっている可能性があります。
下降トレンドでは、LLが表示された後に価格を追いかけて売るより、戻しを待ってから売りの条件を確認することが重要です。
LH付近で上昇が止まり、ローソク足の反転や移動平均線からの反発が確認できれば、戻り売りを検討する材料になります。
高値・安値の更新が崩れたらトレンド転換を警戒
上昇トレンドでは、HHとHLの継続が重要です。ところが、直近高値を更新できずにLHが形成され、その後に直近安値を下抜けると、上昇構造が崩れた可能性があります。
下降トレンドの場合は、LHとLLが続いていた状態から安値を更新できなくなり、直近高値を上抜けたときに構造の変化を警戒します。
ただし、ラベルが一つ変わっただけでトレンド転換が確定するわけではありません。重要な水平線の突破、ローソク足の終値、上位足の方向なども確認しましょう。
方向感が定まらないときはレンジ相場を疑う
HH・HLとLH・LLが短い間隔で混在している場合は、相場の方向感が定まっていない可能性があります。
レンジ相場では、高値を更新した直後に下落したり、安値を更新した直後に上昇したりすることがあります。その結果、トレンドを前提にした押し目買いや戻り売りが機能しにくくなります。
ラベルの並び方が不規則なときは、無理に方向を決めず、レンジの上限と下限が明確になるまで待つことも選択肢です。
TradingLabsID - ERLをMT4にインストールする方法
ここからは、TradingLabsID - ERLをMT4へインストールする手順を解説します。
当サイトでは、インジケーターをZIPファイルにまとめています。ダウンロード後にZIPファイルを展開し、中に入っているex4ファイルをMT4へ導入してください。
インジケーターのファイルをダウンロードする
- 上のボタンをクリックしてZIPファイルを保存します。
- 保存したZIPファイルを右クリックします。
- 「すべて展開」または使用している解凍ソフトを選択します。
- 展開したフォルダ内にex4ファイルがあることを確認します。
ZIPファイルのままではMT4で使用できません。必ず展開してから導入してください。
ex4ファイルをIndicatorsフォルダへ入れる
- パソコン版のMT4を起動します。
- 画面上部の「ファイル」をクリックします。
- 「データフォルダを開く」を選択します。
- 「MQL4」フォルダを開きます。
- 続いて「Indicators」フォルダを開きます。
- 展開したTradingLabsID - ERLのex4ファイルをIndicatorsフォルダへ入れます。
MT4が複数インストールされている場合は、実際に使用しているMT4からデータフォルダを開いてください。
MT4を再起動してチャートへ適用する
ex4ファイルをIndicatorsフォルダへ入れたら、一度MT4を終了して再起動します。
再起動後、次の手順でチャートへ適用します。
- MT4の「表示」から「ナビゲータ」を開きます。
- ナビゲータ内の「インディケータ」を展開します。
- 一覧からTradingLabsID - ERLを探します。
- 使用するチャートへドラッグ&ドロップします。
- 設定内容を確認し、「OK」をクリックします。
チャート上にHH・HL・LH・LLなどのラベルと水平ラインが表示されれば、導入は完了です。
TradingLabsID - ERLが表示されない場合の確認点
インジケーターが一覧に表示されない場合は、次の点を確認してください。
- ZIPファイルを展開しているか
- ex4ファイルをMQL4内のIndicatorsフォルダへ入れたか
- 使用中のMT4から正しいデータフォルダを開いたか
- ファイルを入れた後にMT4を再起動したか
- ナビゲータを右クリックして「更新」を実行したか
インジケーター名は表示されているのにラインが見えない場合は、表示色がチャートの背景色と似ていないか確認しましょう。
また、チャート上のローソク足が少ない場合や、スイングとして認識できる高値・安値がない場合は、すぐに表示されないことがあります。
TradingLabsID - ERLの設定項目とカスタマイズ方法
TradingLabsID - ERLの設定画面では、スイングの検出条件や水平ラインのデザインを変更できます。
Swing Candleでスイングの検出感度を変更する
「Swing Candle」は、スイング高値・安値を検出するときに比較するローソク足の本数です。初期値は5です。
数値を小さくすると、小さな値動きもスイングとして検出されやすくなります。短期的な変化を確認しやすくなる一方で、チャート上のラベルやラインが増える傾向があります。
数値を大きくすると、より目立つ高値・安値に絞って表示できます。ただし、スイングの確定が遅くなり、直近の値動きが表示されるまで時間がかかります。
- 小さい数値:細かな値動きを捉えやすいが、表示が増えやすい
- 大きい数値:重要な波に絞りやすいが、確定が遅くなりやすい
時間足や取引スタイルによって適切な数値は異なるため、過去チャートを確認しながら調整してください。
Bar to scanで分析するローソク足の本数を指定する
「Bar to scan」は、過去何本分のローソク足を分析するか指定する項目です。初期値は200です。
数値を増やすと、より過去のスイングまで表示できます。一方で、水平ラインやラベルの数が増え、チャートが見にくくなる場合があります。
過去の値動きを広く分析したい場合は数値を増やし、直近の相場構造だけを確認したい場合は数値を減らすとよいでしょう。
Line Length Barで水平ラインの長さを調整する
「Line Length Bar」は、検出したスイング高値・安値から水平ラインを何本先まで表示するか設定する項目です。初期値は15です。
数値を大きくするとラインが長くなり、価格がスイング水準へ戻ってきたことを確認しやすくなります。
ラインが重なってチャートが見にくい場合は、数値を小さくしてください。
Swing High ColorとSwing Low Colorを変更する
「Swing High Color」ではスイング高値側、「Swing Low Color」ではスイング安値側の表示色を変更できます。
初期設定では、高値側がHotPink、安値側がDodgerBlueです。
黒い背景では初期色でも比較的見やすいですが、白い背景や独自のチャート配色を使用している場合は、ローソク足と重ならない色へ変更しましょう。
Line styleとLine widthでラインを見やすくする
「Line style」では、水平ラインの種類を変更できます。初期設定は点線です。
「Line width」ではラインの太さを調整します。初期値は1です。
ラインを強調したい場合は太さを増やせますが、過去のラインが多い場面ではチャートが見にくくなるため注意してください。
Text sizeでラベルの文字サイズを調整する
「Text size」は、HH・HL・LH・LL・Sweepなどの文字サイズを設定する項目です。初期値は7です。
文字が小さくて見にくい場合は数値を大きくできます。ただし、大きくしすぎるとローソク足やほかのラベルと重なりやすくなります。
チャートの拡大率や画面解像度に合わせて調整しましょう。
TradingLabsID - ERLの実践的な使い方
上位足でトレンド方向を確認する
TradingLabsID - ERLは、1つの時間足だけで判断するより、上位足と下位足を組み合わせたほうが活用しやすくなります。
たとえば5分足でエントリーする場合は、15分足や1時間足で大きなトレンド方向を確認します。
上位足でHH・HLが続いていれば買いを優先し、LH・LLが続いていれば売りを優先する方法です。
上位足と下位足の方向が反対になっているときは、下位足の動きが一時的な押しや戻しである可能性も考えられます。
押し目買いと戻り売りの候補を探す
上位足が上昇トレンドの場合は、下位足で価格が下落した後、安値を切り上げる動きに注目します。
HLの形成が確認され、その後に短期的な高値を上抜けた場合は、押し目買いを検討する材料になります。
上位足が下降トレンドの場合は、下位足で価格が上昇した後、LHを形成する動きに注目します。上昇が止まり、短期的な安値を下抜けた場合は、戻り売りの候補として考えられます。
Sweep後のローソク足からトレンド転換を判断する
Sweepが表示されたときは、過去の高値や安値を抜けた後のローソク足を確認します。
高値側をSweepした後に上ヒゲの長い陰線が形成された場合は、上方向へのブレイクが失敗した可能性があります。
安値側をSweepした後に下ヒゲの長い陽線が形成された場合は、下方向へのブレイクが失敗した可能性があります。
さらに、直近の小さな高値・安値を反対方向へ抜ければ、相場構造が変化し始めた可能性を判断しやすくなります。
Sweepだけで逆張りせず、ローソク足の確定や構造の変化を待つことが大切です。
過去の高値・安値を利確目標の参考にする
過去のスイング高値や安値は、利確目標を考える際の参考にもなります。
買いポジションを保有している場合は、上側にある過去のスイング高値が利確候補になります。売りポジションの場合は、下側にある過去のスイング安値を確認します。
ただし、価格が必ずその水準まで到達するとは限りません。途中にある水平線やリスクリワードも考慮して、無理のない利確位置を設定しましょう。
水平線や移動平均線と組み合わせる
TradingLabsID - ERLは、相場構造を整理するためのインジケーターです。より慎重に判断するには、ほかの分析方法と組み合わせることが重要です。
たとえば、次のような条件を確認できます。
- 上位足のサポートラインやレジスタンスライン
- 移動平均線の傾きと価格の位置関係
- ローソク足の反転パターン
- 直近高値・安値を抜けたときの終値
- 損切りまでの距離と期待できる利益幅
ERLのラベルを売買サインとして扱うのではなく、複数の判断材料の一つとして活用しましょう。
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TradingLabsID - ERLを使うメリット
高値・安値の切り上げと切り下げを把握しやすい
TradingLabsID - ERLでは、スイング高値とスイング安値にHH・HL・LH・LLが表示されます。
値動きの波を目視だけで追うよりも、高値と安値が切り上がっているのか、切り下がっているのかを把握しやすくなります。
FXトレンドを同じ基準で判断できる
目視による高値・安値の判断は、分析する人やチャートを見るタイミングによって基準が変わることがあります。
TradingLabsID - ERLでは、Swing Candleに設定した本数を基準にスイングを検出するため、毎回同じ条件でチャートを確認できます。
感覚だけに頼らず、一定の基準で相場構造を整理できる点がメリットです。
リクイディティスイープを視覚的に確認できる
過去の高値・安値を一時的に抜いた動きが検出されると、該当するラベルがSweepへ変更されます。
高値や安値のブレイクがそのまま継続するのか、それとも一時的な抜けで終わるのかを考えるきっかけになります。
ラインを手作業で引く負担を減らせる
スイング高値・安値を見つけて、その都度ラインを引く作業には時間がかかります。
TradingLabsID - ERLは、検出したスイングに水平ラインを自動表示するため、チャート分析にかかる作業を減らせます。
複数の通貨ペアや時間足を確認するときにも便利です。
TradingLabsID - ERLを使うデメリット
売買タイミングを直接知らせるツールではない
TradingLabsID - ERLには、買いや売りを直接指示する矢印機能はありません。
HHが表示されたから買う、LLが表示されたから売るという使い方ではなく、現在の相場構造を確認するために使用します。
エントリーする際は、ローソク足、水平線、上位足、損切り位置などの追加条件が必要です。
スイングの確定まで時間がかかる
TradingLabsID - ERLは、対象となるローソク足の前後を比較してスイングを判定します。
そのため、現在形成されている最中の高値や安値をリアルタイムで即座に確定するものではありません。
Swing Candleが5の場合は、スイング候補の右側に比較対象となるローソク足が5本必要です。検出精度と引き換えに、表示には一定の遅れが生じます。
短期足ではラベルやラインが増えやすい
1分足や5分足では細かな値動きが多くなるため、設定によってはラベルと水平ラインが増え、チャートが見にくくなる場合があります。
表示が多すぎる場合は、Swing Candleの数値を大きくする、Bar to scanを小さくする、Line Length Barを短くするといった調整が有効です。
Sweepだけではトレンド転換を断定できない
Sweepはトレンド転換の可能性を探す材料になりますが、反転を保証する表示ではありません。
高値側をSweepした後にさらに上昇したり、安値側をSweepした後に下降が継続したりする場合もあります。
Sweepを見つけたらすぐに逆張りするのではなく、ローソク足の確定や直近構造の変化を確認してください。
TradingLabsID - ERLを使う際の注意点
表示されたラベルだけでエントリーしない
HH・HL・LH・LLは、スイング高値と安値の位置関係を表すラベルです。将来の値動きを予測する売買サインではありません。
たとえば、HLが表示されても、その後に上昇せず安値を割ることがあります。ラベルだけで判断せず、上位足の方向や価格の反応を確認しましょう。
相場状況に合わせてSwing Candleを調整する
Swing Candleの数値が小さすぎると、小さな値動きまで検出され、トレンドの方向が分かりにくくなる場合があります。
反対に、数値が大きすぎると重要なスイングだけに絞れるものの、直近の変化を捉えるまで時間がかかります。
最初は初期値の5で使用し、表示される波が取引スタイルに合わない場合に少しずつ調整するとよいでしょう。
経済指標発表前後の急変動に注意する
重要な経済指標や要人発言の前後では、過去の高値・安値を急激に抜けることがあります。
一度Sweepのような動きを見せても、値動きが落ち着かず、再び同じ方向へ大きく進む場合があります。
雇用統計や政策金利発表などの時間を事前に確認し、急変動が予想される場面では無理なエントリーを避けましょう。
損切り位置とリスクリワードを事前に決める
分析の方向が合っていても、損切り幅が広すぎたり、利確までの距離が短すぎたりすると、安定したトレードにつながりません。
エントリー前に、どのスイングを抜けたら判断が間違いになるのかを決めておきましょう。
損切りまでの距離に対して、十分な利益幅が期待できない場合は、見送る判断も必要です。
TradingLabsID - ERLに関するよくある質問
どの時間足で使用できますか?
TradingLabsID - ERLは、MT4で選択できる各時間足に適用できます。
ただし、時間足によって検出されるスイングの大きさが異なります。1分足のスイングと1時間足のスイングでは、相場に与える影響も異なるため、上位足の構造も確認しましょう。
スキャルピングにも利用できますか?
1分足や5分足へ適用できるため、スキャルピングの環境認識にも利用できます。
ただし、短期足では小さなスイングが多く、ダマシも増えます。15分足や1時間足で大きな方向を確認し、短期足でエントリー候補を探す使い方が考えられます。
リペイントする可能性はありますか?
TradingLabsID - ERLは、前後にある一定本数のローソク足を比較してスイングを検出します。
直近の高値・安値は、右側の比較本数がそろうまでスイングとして表示されません。また、新しいローソク足が始まるたびに指定範囲を再計算し、過去の高値・安値に対するSweep判定も更新します。
したがって、表示をリアルタイムの確定サインとして扱うのではなく、一定条件を満たした過去の相場構造を整理する表示として活用するのが適切です。
Sweepが表示されたら逆張りしてよいですか?
Sweepが表示されたという理由だけで逆張りするのはおすすめできません。
Sweepは、過去の高値・安値を一時的に抜いた可能性を示すものであり、反転が確定したことを意味しないからです。
反対方向への強いローソク足、直近構造の崩れ、上位足の水平線などを確認したうえで判断しましょう。
まとめ|ERLで高値・安値の流れを整理しよう
TradingLabsID - ERLは、スイング高値・安値を検出し、HH・HL・LH・LLのラベルと水平ラインを自動表示するMT4用インジケーターです。
HHとHLが続く相場は上昇トレンド、LHとLLが続く相場は下降トレンドとして、値動きの構造を視覚的に整理できます。
また、過去の高値・安値を一時的に抜いた場所にはSweepが表示されるため、リクイディティスイープやトレンド転換の可能性を考える際にも役立ちます。
一方で、ERLは売買を直接指示するサインツールではありません。スイングの確定には一定の時間が必要であり、Sweepが表示されてもトレンドが継続することがあります。
上位足の方向、重要な水平線、ローソク足の形、損切り位置などと組み合わせ、相場環境を整理する補助ツールとして活用してください。
まずはデモ口座や過去チャートで表示の特徴を確認し、自分の時間足や取引スタイルに合った設定を探してみましょう。








